サウスカロライナ州の「モンキーファーム」から43匹のアカゲザルが逃げ出した

サウスカロライナ州の「モンキーファーム」から43匹のアカゲザルが逃げ出した

サウスカロライナ州イエマシー市当局は、近隣の生物医学動物飼育施設から43匹のアカゲザルが逃げ出したことを受けて、約1,100人の住民に「ドアと窓を施錠しておく」よう警告した。11月6日、同市警察はソーシャルメディアで最初の声明を発表し、サルは「最高級の非ヒト霊長類製品とサービス」を提供する世界最大手の企業、アルファジェネシスの所有物であると説明した。

「周辺には罠が仕掛けられており、イェマシー警察署は現在現場で熱画像カメラを使って動物の居場所を突き止めようとしている」とイェマシー警察署の職員は水曜日の夕方に投稿した。

警察とアルファジェネシスの研究者は、地元住民はサルに「近づかないように」し、見かけたらすぐに911に通報すべきだと強調した。ヤンキース警察は木曜朝の別の更新でも「これらの動物に健康上のリスクはない」と確認したが、まだ1匹も捕獲できていない。アカゲザルは通常、体長19~21インチ、体重約12~17ポンドで、刺激されると攻撃的になることがある。

[関連:これらのサルの鼻が巨大なのは、まさにあなたが考えている理由のためです。]

アルファジェネシスは、イエマシーにある主要施設でサルの飼育、給餌、獣医によるケアを担当している。地元民から「モンキーファーム」として知られるこの施設には、町の人口の約6倍にあたる約6,500頭の動物が飼育されている。同社はまた、コンバヒー川の河口から船でしか行けない近くのモーガン島で約3,500頭のアカゲザルの群れを管理している。地元紙のザ・ポスト・アンド・クーリエは昨年、アルファジェネシスが連邦政府から契約を受け、同じく「モンキーアイランド」の愛称で呼ばれる400エーカーの土地に別の群れを建設すると報じた。島自体では研究は行われていないが、ザ・ポスト・アンド・クーリエによると、毎年600~700頭のサルが島から連れ出され、生物医学やワクチン研究などのさまざまな研究目的で輸送されているという。

アルファジェネシスからサルが逃げ出したのは今回が初めてではない。CBSニュースが伝えているように、2016年には19匹のサルがイエマシーの施設から6時間ほど逃げ出し、その後当局が安全に発見して救出した。

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